東京大学 大学院薬学系研究科 薬品作用学教室

Laboratory of Chemical Pharmacology,Graduate School of Pharmaceutical Sciences,The University of Tokyo

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2015年のニュース

中嶋藍さんが助教に就任(2015.11.1)

中嶋藍さんが2015年11月1日付で特任助教に就任しました。中嶋さんは2014年3月に東京大学大学院理学系研究科(研究室)で博士号を取得した後、これまで当研究室にて薬学部特別研究員で嗅神経の研究を展開していました。

坂口哲也さんと森下皓平さんが日本薬理学会関東部会でYoung Investigator's Awardを受賞(2015.10.10)

2015年10月10日に柏の葉カンファレンスセンターで開催された第133回日本薬理学会関東部会において、坂口哲也さんと森下皓平さんがYoung Investigator's Awardを受賞しました。発表演題は「マウス共感行動の調節機構に関する薬理学的検討(坂口)」と「自閉症におけるマイクログリア依存的な神経回路変性(森下)」でした。

岩嵜諭嗣さんが生体機能と創薬シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞(2015.8.27)

2015年8月27日に日本大学薬学部で開催された生体機能と創薬シンポジウム2015において、修士課程2年生の岩嵜諭嗣さんが優秀発表賞を受賞しました。発表演題は「事前経験による恐怖反応および恐怖記憶の促進」でした。

池谷裕二教授が塚原仲晃賞を受賞(2015.7.28)

池谷裕二教授が公益財団法人ブレインサイエンス振興財団の第29回塚原仲晃賞を受賞しました。対象となった研究課題は「脳回路活動の構造解析」です。多数の神経細胞やシナプスからの同時記録を用いて脳回路の動作原理を解析した研究が評価されました。授賞式および受賞記念は、第38回日本神経科学大会(名古屋)において7月28日に行われました。

中山亮太さんが日本薬理学会関東部会でYoung Investigator's Awardを受賞(2015.7.4)

2015年7月4日に明海大学(浦安キャンパス)で開催された第132回日本薬理学会関東部会において、中山亮太さんがYoung Investigator's Awardを受賞しました。発表演題は「海馬アストロサイトのカルシウム活動の生後発達変化」でした。

牧野健一さんが生命科学シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞(2015.6.27)

2015年6月27日に東京大学本郷キャンパス浅野地区で開催された第15回東京大学生命科学シンポジウムにおいて、修士課程2年生の牧野健一さんが優秀ポスター賞を受賞しました。発表演題は「Highly active neurons are spatially clustered in the neural network」でした。

乘本裕明さんが先端技術大賞にて文部科学大臣賞を受賞(2015.6.5)

乘本裕明さんが第29回独創性を拓く先端技術大賞・文部科学大臣賞を受賞しました。「独創性を拓く先端技術大賞」は、理工系学生の独創性と創造性を育むことを目的に1986年に設置され、将来へ夢をかけた独創性や創造性にあふれる論文に対して与えられる賞です。文部科学大臣賞は学生部門の最高賞になります。受賞は「地磁気を利用した神経補綴 脳チップ移植で新感覚を創る」です。授賞式は7月8日明治記念館にて高円宮妃久子殿下のご出席のもと行われました。

乘本裕明さんの先端技術大賞にて文部科学大臣賞を受賞時の画像

人羅菜津子さんと石川智愛さんが日本薬学会年会で年会優秀発表賞を受賞(2015.4.10)

2015年3月25-28日に神戸で開催された日本薬学会第135年会において、博士課程3年生(当時)の人羅菜津子さん、学部6年生(当時)の石川智愛さんの2名が年会優秀発表賞を受賞しました。本賞は研究内容とプレゼンテーション能力を評価基準として若手に与えられる賞です。受賞演題は「辺縁皮質ドパミンシグナルによる扁桃体脱抑制を介した恐怖復元の制御」(人羅菜津子)、「神経回路における恒常的自発活動の維持機構」(石川智愛)です。

盲目ラットに頭部の絶対方位情報を送信すると探索力が回復することを発見しました(2015.4.3)

地磁気の向きに応じて電気パルスを発する「磁気センサー脳チップ」を、目の見えないラットの視覚皮質に移植し、方角情報を手掛かりに用いなければ解けない迷路を解かせました。すると盲目ラットは曲がるべき方角をすみやかに学習し、正常のラットとほぼ同じ空間学習能力を示しました。この結果から、目の見えないラットの脳にも地磁気情報を通じて「認知地図」が形成されることがわかりました。つまり、脳は失われた感覚(視覚)を未経験の新奇な感覚(磁覚)で代替できることが証明されました。この発見は、脳の潜在能力の高さを裏付けるとともに、視覚障がいなどの感覚欠損の治療に向けた新しいアプローチを拓くことが期待されます。身近な応用例としては、視覚障がい者が街歩きをするために用いる白杖に、方位磁針センサーを設置するなどのアイデアが考えられます。本研究は2015年4月2日に専門誌「Current Biology」(オンライン版)に掲載されました。

宮脇健行さんが日本薬理学会年会で優秀発表賞を受賞(2015.3.19)

2015年3月18-20日に名古屋で開催された第88回日本薬理学会年会において、修士課程2年生の宮脇健行さんが優秀発表賞を受賞しました。本賞は英語での口頭発表における研究内容とプレゼンテーション能力を評価基準として若手に与えられる賞です。発表演題:Dopamine reorganizes neuronal ensembles during hippocampal sharp wave-ripples

小山隆太准教授が日本薬理学会学術奨励賞を受賞(2015.3.19)

小山隆太准教授が日本薬理学会の第30回学術奨励賞を受賞しました。対象となった研究課題は「乳幼児脳の神経回路形成機構の解明」です。乳幼児期の経験が成長後の高次脳機能に及ぼす影響を探求した研究が評価されました。授賞式および受賞講演は、第88回日本薬理学会年会(名古屋)において3月19日に行われました。

小山隆太准教授の日本薬理学会学術奨励賞を受賞時の画像

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